フランス人にとって一番の年中行事といえば、それはもう100%疑いなく、
Noel(ノエル=クリスマス)に決まってる。
それも家族が集って過ごす、大事な大事な日。
12月になる度、昔ストラスブールのレストランで修行中のこと、
「ノエルはどう過ごすの?」と修行先のマダムに聞かれ、
「別に予定は・・・」と答えた途端、「一人のノエルなんて
ありえないわ!私達と一緒にいらっしゃい!!」と
誘われたのを思い出します。
「ノエルに一人ってのは、そんなに寂しいことなんか??」と
びっくりしたっけ。
そして翌日の24日、なんと子供のいないムッシュ&マダムは
私ともう一人の見習いを連れ、お友達一家のノエルに合流!!
「えぇ~、夫婦2人で過ごすのも寂しいのか~!」とさらに頭の
中が???になったっけ。
当時の私にとって、「クリスマスは別にいいけど、お正月に一人は
寂しい・・・」だったので、“フランス人のノエル=日本人のお正月”
って図式が私の頭の中に刻まれた気がします。
で、ところ変わってリヨンのクリスマス。
ストラスブール、というかアルザスのクリスマスもマルシェ・ド・ノエル
(クリスマス市)で有名ですが、12月8日前後の数日間、リヨンでは
フェット・デ・リュミエール(光の祭典)が開催され、街中がライトアップ
&デコレーションされて、それこそわんさか観光客がやってきます。
これは、1348年から1353年にペストがアルプス以北のヨーロッパで
流行したとき、リヨンの市民がフォヴィエールの丘にあるノートルダム
聖堂のマリア像に祈りを捧げたところ、流行が治まったことに由来する
と言われています。
《これは去年のポスター。この行事、1852年から続いてます。
故事にちなんで、そこら中に“メルシーマリア(=マリア様ありがとう)の文字が。》
お祭り自体は8日より前から始まりますが、8日本番の夜はリヨン市内の
家々の窓際がろうそくの灯りで彩られ、建物や道路はイルミネーション
で飾られて・・・。幻想的で素敵なお祭りです。
《旧市街中心部のベルクール広場の観覧車もオシャレに変身》
《川の対岸から眺めるノートルダム聖堂の美しさ!》
《街中がこんな風に飾られていて、いつまでも散歩していたいほど》
ねっ、きれいでしょう!
そして鉄道のぺラーシュ駅そばの広場には、アルザス風のクリスマス市も
出現して、これまた大賑わいです。
パンデピスの屋台や、
《これは一般的なパンデピス。ブランパンのもこのタイプです。》
《そしてこっちはアルザスのパンデピス。平たくて飾りが付いてるのが特徴》
《一見パネットーネみたいな変わったのも。どれも美味しそう》
もちろんシュトーレンも、
《無造作に積み上げられているところがまさにフランス》
そしてアルザス以外ではないだろう、と思っていたブレデルだって、
見かけてびっくりでした。
《こんな感じで無造作に量り売りされてるのも懐かしい》
《素朴だけど美味しい!!味にもいろいろバリエーションがあリます。》
そして市にはツリー屋さん(?)も。
あちらではツリーといえば、基本、本物のもみの木。
《枝ぶりが気に入ったものを選んだら、持ち運びやすいようにネットを
かけてもらってお持ち帰り》
初めて日本でツリーを買いに行ったムッシュが、
「なんだお前ら、ニセモンのツリーしか売ってないのか~」と
怒って帰って来たことも懐かしい思い出。確かにこれが
スタンダードなら、日本で売ってるツリーじゃ満足できないかも、です。
思い出すたび、懐かしくて帰りたくなっちゃう12月のフランスですが、
今年はブランパンにノエルのパンやお菓子がいっぱい揃って
ちょっと本場に近づいた気分。
お馴染みになったシュトーレンや、新顔のパンデピス、パネットーネ、
そしてブレデルまで!! もう感涙ものです。
この時期しか食べられないお菓子なだけに、お客様にもすっかり
熱っぽくお勧めしちゃってます。
~1年で一番の大イベント~ 今年もNOELがやって来る!
2010年12月05日カテゴリー
Ako's Blog (マダムのブログ)


